卒業袴は着物と袴で組み合わせてコーデする楽しみがあります。
このように基本的に同系色(例えば赤色の同系色はピンク、オレンジ色)はすっきりとまとまり、反対色(例えば赤色の反対色は紺、薄い緑色)はメリハリが効き華やかな印象になります。着物と袴も色の組み合わせ次第で与える印象も変わってきます。ご自身が着ている場面をイメージすれば選びやすいかもしれないですね。色それぞれが持つ印象を組み合わせて、ぜひあなたにぴったりのコーディネートを見つけて、卒業式を楽しんでくださいね。
かわいさと美しさを引き立てる赤色
卒業式で人気なのが赤色の着物に紺色の袴を合わせたコーデです。白い縞が特徴的で大柄の桜にも動きがでます。また、こういった反対色で組み合わせることでお互いの色を引き立て合い、存在感もアップします。普段なかなか赤い服を着られないという方は、せっかくの卒業式にぜひチャレンジしてみては!
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00034/より)
知的でクールに決めたい方は青
深い青色に同系色の紫色の袴を合わせることで上品で落ち着いた印象になります。袴のグラデーションが、着物の柄に目を引かせ、知的で大人かわいい感じにまとまります。クールにおしゃれを楽しみたい方おすすめのスタイルです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00031/より)
ピンクは組み合わせで大人可愛く
薄いピンク色の着物と淡い大柄の花模様でふんわりと柔らかい印象になります。若々しい女の子らしいイメージのあるピンクに紫色の袴を合わせて大人の上品さもプラス。これから春を迎える季節にぴったりのコーデです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00028/より)
クリーム色でおしゃれ清楚に
花柄の青い着物にクリーム色の袴を合わせることで着物の色が映え、清楚な印象も与えます。
クリーム色や白は膨張色といわれますが、すっきりした青い着物で合わせることで、ナチュラルで柔らかい印象に仕上がります。白い袴のワンポイントがおしゃれさをさらにアップさせます。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00023/より)
黒で大人カッコよさを
黒系でまとめた大人らしい高級感のあるスタイル。白黒の縞に散りばめた花柄が特徴的で、華やかさとカッコよさが組み合わさったコーデに。シックにまとめながらも3色の花柄でグッと春らしさが感じられます。かっこいい大人らしさを演出したい方におすすめです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00024/より)
大柄なレトロでおしゃれに
デザインに丸みがあること多く、大きい柄が特徴のレトロ柄。ドット柄や柔らかい色合いでシンプルなかわいさを強調します。ノスタルジックなレトロ柄は多くの学生に人気です。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00013/より)
シックなモダン柄はカッコよさをプラス
着物に柄を多くあしらい、派手さや華やかさがあるのがモダン柄の特徴です。友達と被りたくない方、流行を追いたい方にはモダン柄がおすすめです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00029/より)
流行りのレトロモダンで個性をアピール
最近注目なのがレトロモダン柄。レトロ色の袴にとモダン柄の着物を組み合わせるなど、個性を出したい方におすすめのスタイルです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00036/より)
派手すぎる袴はNG
主役の生徒たちが目立つよう、見送る先生の衣装は派手になりすぎないものを選びたいですね。明るい赤色やピンク色、柄の多い袴は生徒より目立ってしまうので避けましょう。また袴を選ぶときは校長先生や教頭先生より格高にならないように注意しましょう。独自の風習がある学校もあるので先輩に相談しておけば安心して選べますね。
先生はシックで落ち着いた袴を
先生用の袴は緑色、紺色、紫色、茶色などが人気で、上品で落ち着いた雰囲気になります。袴に合わせる着物は袖の長い振袖袴よりも二尺袖(小振袖)のほうがシックで好印象です。色無地の着物がベターですが、小さめの柄やシンプルなデザインなら凛とした装いになり、式にもマッチします。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00037/より)
草履?ブーツ? 髪型は自然に
落ち着いた袴にはカジュアルなブーツよりも古典的な草履を合わせましょう。全身のバランスもとれてまとまりが出ます。また、卒業式ではお辞儀をする場面が多いので、派手な髪飾りは避けて自然な髪型で臨むようにしましょう。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/c/0000000301/より)
袴にはいつもの服とはいろいろと違うことがたくさんあります。「着崩れを防ぐにはどうしたらいいの?」「帯がゆるんできたら」「トイレはどうすればいいの?」など、卒業式当日の問題点をシーン別で解決していきましょう。
ご自宅での着付けも心配なし!
「着付けはお店じゃないときれいに着られない」と思う方も多いのではないでしょうか?しかし、最近では、お店のホームページに着付け動画があるショップもあるので、安心して家で着付けることができます。
階段
袴は裾が長いのでうっかり踏んでつまずくおそれがあります。階段を利用するときは、上るときは前側、下るときは、後ろが引きずらないように、前側を少しつまむか、後ろ側の裾を上へ少し持ち上げるようにしましょう。特に下りのときは、後ろの裾を持ち上げるのを忘れがちなので気を付けてください。また下りでは足元を見ようとすると裾がたるんでしまうので、まっすぐな姿勢でゆっくり下ると安心です。
椅子に座るとき
立ったり座ったりすることが多い卒業式。実は椅子に座るときに着崩れの原因をつくってしまうこともあるので、以下のことに気をつけてください。
- 袴が引っ張られたり、後ろのふくらみをつぶさないために、座る前にまず袴の後ろの腰の部分の脇から手を入れて、袴を少し持ち上げてください
- 持ち上げたまま、ゆっくりと着席
- 着席しても背もたれで、後ろのふくらみがつぶれないように、浅く腰掛ける
これらの3点に気を付ければOKです。なお、座ったときにさらに背筋をピンと伸ばすと、綺麗に見えますよ。
写真を撮るとき
当日はお友達や先生とたくさんの写真を撮られると思います。ですが袴姿ではできるだけ自撮りは避けましょう。腕を上に伸ばすと着物が引っ張られて着崩れの原因になったり、左右が逆になっているために違和感が出たりします。きれいな袴姿を全身で収められるよう、なるべくほかの方に撮ってもらいましょう。
(自撮りよりは誰かに撮ってもらうことがおすすめ!)
トイレに行きたくなったら
卒業式当日、袴を着る多くの方が心配なのが「トイレ」の行き方。「着崩れしないの?」などの不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。しかし、手順をおさえれば袴のトイレはとっても簡単なのです。まず袖は袴に挟んでください。次に袴はロングスカートの要領とほぼ一緒ですが、注意しなくてはいけないのが袴をめくるときです。一度にすべてめくってしまうと着崩れの原因となってしまいます。めくるときは外側から袴→着物→長襦袢(着物の下に着る肌着)と一枚ずつ丁寧にめくるようにしましょう。戻すときも一枚ずつ下ろしていきます。最後にトイレから出るときは、鏡で帯が下がってないか確認しましょう。
袴レンタルの予算&メリット
「そもそもレンタルってどれくらいの予算が必要なの?」「安く抑えたいけど自分に合った袴を選びたい」、袴選びで価格を気にされる方は多くいます。楽天レンタルで袴をフルセットでレンタルするとおよそ1~ 4万円(1万円台が主流)、袴のみのレンタルですと5,000円~1万2,000円(8,000円台が主流)でレンタルできます。
レンタルするメリット
レンタル一番のメリットはやはり価格です。購入と比べてもかなり安く抑えることができます。
それに、フルセットでレンタルすれば、着付けに必要な帯や草履もついてくるので便利です(セット内容は各ショップで異なります)。また購入と違い、保管場所がいらず、定期的なお手入れをする必要もないです。その年の流行カラーや人気柄を追えるのもレンタルならではのメリットですね。
「振袖袴」、「二尺袖袴」とは袴に合わせる着物の種類のことをいいます。そして、その違いは「袖の長さ」です。卒業式では「二尺袖」を選ぶ方が多いですが、「絶対に二尺袖でなければならない」という決まりはありません。では「振袖袴」、「二尺袖」の特徴を見てみましょう。
「振袖袴」とは
成人式で着られる定番の振袖に袴を合わせたスタイルが「振袖袴」です。もちろん卒業式で着られる方も多いです。未婚女性の第一礼装でもあります。袖が長いので立ち振る舞いや動きが優雅に見え、華々しい印象を与える着物です。ご自分の振袖をお持ちの方は、袴のみレンタルして組み合わせるというのもいいですね。

「二尺袖袴」とは
卒業式といえば二尺袖を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。二尺袖は袖が2尺(76cm)になっていて「小振袖」ともいいます。振袖よりも袖が短いので、軽くて動きやすく、かわいらしい印象になります。
(↑https://item.rakuten.co.jp/umesho-ec/7-15-00027/より)
「自分の子供にはどんな色が似合うのか」「とにかくかわいく見せたい」、お子さまの袴選びに悩まれるお母さまは多いのではないでしょうか。そんな時には、袴と着物の色と、そのコーディネートで選ぶのがおすすめです。ここでは人気の色とコーディネートをご紹介。お子さまにぴったりのコーデを見つけてあげましょう。
印象に残りやすい定番の赤
かわいくレトロ柄の赤色の着物にエンジ色の袴を合わせ、まとまり感を演出。エンジ色の袴が着物の柄とマッチし、レトロ感や上品さも感じさせます。上下に似た色を選ぶことで全身がすっきりした印象になります。人の目を引き、印象に残りやすい赤色は、華やかな卒業式にもピッタリのカラーです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-198/より)
キュートなピンクでかわいらしさアップ!
ビビットなピンク色の着物に紺色の袴を合わせたコーデでレトロな雰囲気を。ピンクの着物はチェック柄+花柄でおしゃれさもプラス。ピンクを紺色や青色と組み合わせることで着物が映え、お子さまのかわいさをより引き立ててくれます!
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-216/より)
明るいビタミンカラーで元気いっぱい!
着物はポップで元気なイメージのオレンジ色。ビタミンカラーと呼ばれるオレンジ色や黄色は若々しさを強調し表情もパッと明るくなり、華やかな卒業式にもぴったりです。お子さまの明るさ、元気さを引き立てるならオレンジ色や黄色がおすすめです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-183/より)
爽やかな水色でナチュラルに
ベージュ地に梅の花をあしらった着物に爽やかな澄んだ水色の袴を合わせスッキリした印象に。柄が多めの着物でもふんわりした感じにまとまります。鮮やかな水色からは落ち着きやおしとやかさが感じられ、ナチュラルで清楚なイメージで小学生に人気のカラーです!
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/1420652201/より)
色合い様々!椿柄でアクセントをプラス
白黒の縞に華やかな赤い椿がアクセントになり華やかな印象に。茶色の落ち着いた袴と合わせることでレトロ風にも感じさせます。椿柄の着物はカラーバリエーションが多く、色合いや袴との組み合わせによって与える印象も変わります。ぜひお子さまに合った椿柄を見つけてあげましょう。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-222/より)
ポップな水玉柄でおしゃれに!
白地の着物+カラフルな水玉で女の子のキュートさをアピール!無色と有色のコントラストで水玉に動きがでて、存在感も強くなります。落ち着いた袴と合わせることで着物の柄が映え、やわらかくポップな印象になります。お子さまのかわいさ、女の子らしさを引き立てたい方におすすめの柄です。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-168/より)
ほかにもレトロとモダンを合わせたレトロモダン柄も人気で、大人らしさがアップします。また、お友達と髪飾りや巾着などの小物をおそろいにしたり、色違いの袴を選んで合わせたりする双子コーデも思い出に残りますね。お子さまにぴったりの袴を選んであげましょう!
小学生は、着物は大人用を使うこともありますが、袴はお子さまの身長に合わせて選びます。半年前などに予約し、当日お子さまの身長が伸びていて袴の丈が短いということもあるので、お子さまの成長を考慮して袴のサイズを選びましょう。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-159/より)
着付けができるか心配…
お子さまの着付けに不安があるお母さんは多いのではないでしょうか。しかし最近はホームページに着付け動画があるショップもあり、それを見ながらお子さまに着付けることができます。また、小学生も大人用の着物を着用することもあるため、袖の長さの調整が必要な場合もありますが、こちらも手順に沿って行えば心配ないです。
※ショップによって調整済みの着物、子供用の着物もあります
着崩れを防ぐ立ち振る舞い
▽歩くときは小さめの歩幅で
大股で歩くと袴の裾を踏んで転んでしまう恐れがあるので、小さい歩幅で普段よりもゆっくりと歩きましょう。背筋を伸ばすとより上品に見えます。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/1420652201/背筋を伸ばすときれいに見えます。)
▽階段は裾に注意!
袴は裾が長いのでうっかり踏んでつまずくおそれがあります。階段を利用するときは、上るときは前側、下るときは後ろ側の袴の裾を持ち上げるようにしましょう。
特に下りのときは、後ろの裾を持ち上げるのを忘れがちなので気を付けてください。階段は転んでしまったらけがの恐れが高いので、しっかりお子さまに教えてあげましょう。
▽ 当日トイレに行きたくなったら…
卒業式当日、お子さまのトイレを心配されるお母さまも多いのではないでしょうか。
「トイレは我慢しないといけないの?」「着物を汚しちゃったらどうしよう」「子どもでも一人で行けるの?」などの不安。しかし、手順をおさえればお子さま一人でもトイレに行けます。
まず、袖は袴に挟んでください。次に袴はロングスカート状のものになっているので全部脱ぐ必要はなく、おおよその要領はスカート同じです。注意しなくてはいけないのが袴をめくるときです。一度にすべてめくってしまうと着崩れの原因となってしまいます。めくるときは外側から袴→着物→長襦袢(着物の下に着る肌着)と一枚ずつ丁寧にめくるようにしましょう。戻すときも一枚ずつ下ろしていきます。またトイレはできるだけ広いさま式を使うようにしましょう。
最後にトイレから出るときは、鏡で帯が下がってないか確認しましょう。
学校への確認
卒業式の袴と聞くと大学を思い浮かべる方が多いですが、今小学校でも袴スタイルが普及しつつあり、小学生向けの柄も増えています。しかし、学校によっては進学先の中学校の制服を着用したり、袴を禁止している場合もあります。事前に袴で出席していいか学校に確認しておきましょう。
防寒対策のコーデ
卒業シーズンの3月は、まだ肌寒いことが予想されます。当日は防寒対策が必要ですが注意点もあります。体調を崩さないようしっかり対策をしましょう。
〈上半身〉
半袖のインナーや少し厚手の肌着がおすすめです。袖口や襟元から肌着が見えないように、袖は短めのもの、首周りのラインは広く開いたものにしましょう。
〈下半身〉
ブーツを選んだらレギンスやハイソックス、草履の場合は肌着が足元から見えないよう、膝下くらいの長さのものにしましょう。草履で足元が寒い場合は足袋を2重にして対策しましょう。
また、股上が深い肌着だとトイレの時に下ろすのが大変なので、股上が浅いものを選びましょう。
(↑草履:https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-099/より)
(↑ブーツ:https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-16-24-098/より)
ヘアアレンジやヘアアクセでもっとかわいく!
楽天レンタルで袴をフルセットでレンタルするとおよそ9,000円〜3万5,000円前後(1万円台後半が主流)、袴のみだと7,000円〜1万円ほど(7,000円台が主流)でレンタルできます。購入するとなるとさらに倍以上の予算になるので、レンタルのほうが安く抑えることができます。また、お子さまが成長してデザインや色の好みが変わるかもしれないので、購入するよりもレンタルがおすすめです。
(↑https://item.rakuten.co.jp/utatane/14-26-24-028/より)
着物を汚してしまったらどうすればいいの?
「袴を汚してしまったらどうしよう」と心配なお母さまは多いのではないでしょうか。もし、お子さまが袴を汚してしまっても決してこすったり、自分で洗濯をしてはいけません。かえって汚れを広げてしまう恐れがあります。そこで、もしものときのためにレンタルの保険に入っておくことをおすすめします。ほとんどのショップでオプションで1,000円ほどでつけることができ、もし汚したり、生地が傷んでしまっても、ショップが修繕代を負担してくれます(※保険内容は各ショップご確認ください)。袴を着た状態での食事はできるだけ避けたいですが、保険に入っておけばもしものときも安心ですね。
使用後のクリーニングは不要! 返却かんたん!
ほとんどのショップで使用後のクリーニングは必要ないです。着用後はそのまま軽く畳んで到着時のバックや箱に入れて返すだけです。返却も送料無料がほとんどで、面倒な手続きも一切なく簡単です。
好きな色を選ぶことが一番ですが、着物と袴の組み合わせで「同じ色の濃淡でまとめる」と、すっきりとして落ち着いた雰囲気になりますし、「反対色で組み合わせる」と色の対比がはっきりして印象的で個性がよりはっきり表現できます。